八王子城
はちおうじじょう

(東京都八王子市)
最終更新日:2012.1.28

地図

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<2012.1.28記>
初めて訪ねたのは大学生の頃。オリエンテーリングをやっていた健脚の女性に案内され、山頂まで登ったのが最初です。登り道の途中にいくつか石垣が組まれた場所があって、「ああ、城なんだな」という実感がわきましたが、山頂付近の曲輪の連続にはそれほど胸がときめきませんでした。今ならわーわー騒いでしまうところなのですが、あの頃はまだ今ほど中世城郭に目覚めていなかったのかもしれません。
御主殿の発掘もまだだった頃で、御主電の滝まではすいぶん長い道のりだったような気がします。今なら御主殿までの道の整備が進んだので、滝もそこからすぐなのですけれども。
八王子城の初訪から1年あまりが経過した後、考古学の講義の宿題が、
「『季刊 考古学』に書かれた記事のどれでもいいからひとつ選び、思うところを書け」
でした。その時八重洲ブックセンターで購入した「季刊 考古学」に掲載されていたのが、「八王子城御主殿の発掘について」。ちょうどその頃、考古学界でも八王子城の発掘が旬な話題だったんですね。恐らく私も八王子城を題材に宿題を仕上げたはずなのですが、今となっては全く覚えておらず、しかもその「季刊 考古学」もいずこへか行方知れずになってしまいました。もしかしたら、知らないうちに古本屋さんに持ち込んでしまったかも・・・
そんな古い思い出の残る八王子城ですが、今ではすっかり整備も進み、御主殿やその裏側からの「殿の道」を上がったところにある、壮大な石垣も容易に見ることができるようになりました。「日本100名城」に選ばれ、スタンプが置かれたのも妙に嬉しかった思い出があります。
Data
ランク 「100名城」「百選」「こんな城」「東京都3位」
石垣、堀
創築:天正15(1587)年、北条氏照
北条氏
詳しくは本HPの「特集」をご覧下さい。





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