種垂城
たなだれじょう



所在地:埼玉県加須市上種足
最終更新日:2017.9.20

   
<2017.9.20記>
加須市あたりを城めぐりのためにうろうろしている間に、「発見!ニッポン城めぐり」でヒットしたお城の近くにいることに気づきました。折角アプリが示してくれているのだから行ってみるか、ということで立ち寄ったのがこのお城。種垂城跡公園として開放されていますが、お城の遺構は全くありません。航空写真で見ても、かつての縄張りを辿るのは難しそう。一応近隣の発掘調査結果では室町時代に遡る食器等が出土しているようですから、中世に何らかの城館が営まれていた地であることは間違いないようですが。
種垂(種足)の地名が登場するのは、騎西城主だった小田顕家が隠居の地に選んだ時のこと。成田氏から養子を迎えて隠居した顕家は、種垂に居館を構えて晩年を過ごしたようで、その際の居館がすなわち種垂城らしい、ということのようです。顕家は天文8(1539)年に亡くなっているので、伝承が正しければ種垂城は16世紀前半のお城ということになりますね。
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創築:16世紀頃?、小田氏
小田氏
アクセス 県道38号線を騎西から鴻巣方面に向かって走ってゆき、「ゆで太郎」のある交差点を左折(東進)、200mほど進んで左折すると、右側にごくごく普通の公園が現れます。種垂城跡公園の看板があればそこが種垂城です。公園なので駐車場、トイレ完備ですが、肝心の遺構がありません(笑)。





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