<2012.6.9記>
長野までゴルフをやりに行った帰り道、ただ帰るのも何なので・・・と、志賀城に立ち寄ってみたものの、鉄壁の岩盤に跳ね返され、何とも不完全燃焼に終わってしまいました。
このままではやっぱり不完全燃焼なので、もう一城・・・と、あれこれ探して急遽目指したのが、ここ、望月城。中山道の望月宿は、宿場町の色彩を色濃く残す、風情のある町ですが、望月城はその望月宿を見下ろす位置にあります。麓の城光院前に駐車場があるのでそこに車を停め、登り口をさがしてとことこ歩くと、やがて看板が見えてきました。
「若い人なら徒歩15分」
みたいなことが書かれたその看板を見た瞬間、私の心に火がついて(笑)、
「ならば10分で登ってやるわ!」
とばかりに、斜面に取り付きました。ゴルフの後で、しかも志賀城を攻めた後ということもあり、坂を登るのはなかなかしんどい作業でしたが、それでもなんとか10分で登り切り、日没までの限られた時間の中で、ぐるぐると城内を歩き回りました。印象的だったのは、本丸への切岸につけられた階段と、階段の先にある冠木門。ここをしっかりお城と捉え、綺麗に草を刈り、整備して下さっていることがよくわかります。感謝感謝です。
そうこうしているうちにはや日没の時間となり、その日のうちに東京に戻らなければならないこともあって、10分かかって登った道を、今度は5分で降りてきたのでありました。
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