古城
こじょう

(長野県伊那市)
最終更新日:2013.12.21

地図

<2013.12.21記>
一夜の城のすぐ近くには、ばらばらと小さな館の跡が散らばっています。古城はその中の一つですが、すぐ脇に「池田(いけだん)城」「アラ(荒)城」と呼ばれる場所もあって、池田城と古城、アラ城はそれぞれが接していて、ひとつのお城の本丸、二の丸、三の丸と考えてもよいくらいの距離感です。
現場に行くと、どこからどこまでがどのお城かよくわからなくなってしまいます。現地でも「ここか?」「いやここからここまでじゃないか?」みたいな議論をしましたが、小さな道を挟んで東側が池田城、西側が古城、西南側がアラ城ということでよいのだと思います。
Data
ランク -
土塁
不明
不明
織田信忠軍による高遠城攻めの際に、一夜の城とともに使われたという説もないではありませんし、実際に織田軍が逗留した可能性もあることでしょう。ただこのお城は形式的にはどう見てもいわゆる館で、中世の有力者が自らの身を守るために屋敷の周囲を土塁で囲んだものでしょう。現在も恐らくその方のご子孫でしょうけれども、家屋敷数軒分の敷地となっています。
貝沼原と言われるこの地域には、一夜の城の他にもこうした館が沢山存在します。





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