天ヶ城(高岡城) あまがじょう(たかおかじょう) |
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所在地:宮崎県宮崎市高岡町内山 最終更新日:2017.10.15 |
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<2017.10.15記> 綾城から次のお城に向かう途中で、一度道端に車を停めて「発見!ニッポン城めぐり」の城攻めボタンをぽちっと押しました。 と、高岡城まで1km未満との表示が。ん?高岡城?・・・しばし考えてみたら、立ち寄る予定だった天ヶ城(高岡城)をうっかり忘れて通り過ぎようとしていたところでした。おかげで忘れることなく天ヶ城に立ち寄れました。「発見!ニッポン城めぐり」、ありがとうございます。 天ヶ城は先達のサイトでも「広すぎてどこからどこまでが城域かが判別し難い」とのコメントがありました。行ってみて納得。どうやら運動公園になっている領域のすべて、もしくはその一部が天ヶ城のようですが、確かに広いです。天守風建物が建つ一角の近くに主郭があったようで、発掘されたこともあると案内看板に示されていましたが、示されている場所にはパターゴルフ場が鎮座していました。朝早かったのでこのパターゴルフ場にどれほどの集客があるのかはわかりかねますが、いまどきのお城ブームを勘案したら、パターゴルフ場よりも主郭の復元の方が観光客を集めやすいような気がするのですが。 城内で最もお城っぽいのは、この天守風建物を横目に見ながら進んだ先。堀切と虎口、それに出曲輪のようなものが残っています。あとは滑り台の下に、どうやら掘立柱建物を示している木柱列もありました。その気になればお城の復元余地が相応にありそうでしたので、運動公園の看板はそのままで、戦国城郭公園としての色を一味加えたら、結果的に天守風建物なども浮かばれるような気がします。どんなもんでしょうね。 天ヶ城は戦国城郭ですが、その築城は比較的新しく、慶長5(1600)年のことと言われています。関ヶ原の戦いで散々な目にあって引き揚げた島津義弘が日向伊東氏の残党の攻撃を受けたことで、日向・大隅国境警備の必要性を痛感した島津義弘が新規に築城したのがこのお城。何もないところに築いているので天ヶ城には島津家臣団から選ばれた面々が強制移住させられ、そのまま国境警備兵として機能したようです。その後、一国一城令で天ヶ城は廃城となりましたが、移住した家臣団はそのまま城下に住んで国境警備を続けたのだとか。 |
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市史跡 | |||||
天守(模擬)、門(模擬)、土塁、堀 | |||||
創築:慶長5(1600)年、島津義弘 | |||||
?比志島氏 | |||||
宮崎市高岡町の市街地を見下ろすように聳えている山の上がお城です。天ヶ岳運動公園になっていますので、案内板は沢山あります。坂道をぐんぐん登っていくと途中に沢山駐車場がありますが、とにかく車で行けるところまで行った先の駐車場が、お城見物には最も便利です。トイレも完備、ストレスなく見学できる綺麗な公園です。 |