松波城
まつなみじょう

(石川県鳳珠郡能登町)
最終更新日:2017.2.9

地図

<2017.2.9記>
松波城については、旧能登線の松波駅舎にある松波城址資料館に寄るとよい、とのコメントをネットで見つけて早速立ち寄ってみましたが、開いてる気配がなく。もう長いこと開いている気配がない感じでしたが、果たして開くことはあるのでしょうか。。。
駅の裏山が松波城なので、そのまま登れるのではないかと期待していたのですが、鉄道建設の際に山を削っているらしく急崖になっており、これまた断念。うーむ。ここまできて何の情報も得られず、そのまま断念するのかと思った矢先。松波城の西側から車で登れる道を発見し、一気に山上まで車で駆け上がりました。迷った割には、あっという間の松波登城。
ところがここでも立入禁止。どうやら公園整備中とのことらしく。あらら。どこまでついてないのでしょう。何年か前に新聞で見た「庭園跡」を見に来たのに、庭園跡もすっかり埋め戻されているようですし。残念無念の訪問となりました。
Data
ランク -
土塁、堀
創築:文明6(1475)年、畠山義智
畠山(松波)氏
文明6(1475)年、能登守護・畠山氏の3代目当主・義統の三男であった畠山義智によって築かれたと言われています。この系統は代々松波に住んで国人領主松波氏を吸収し、およそ100年の間、奥能登の地を統治し続けました。
松波城の最期は天正5(1577)年。上杉謙信の命を受けた長沢光国によって攻略され、時の当主・松波義親は自害し松波城は陥落しました。以後は廃城となったものと考えられます。
この松波城、15世紀に守護一族によって使われたお城なので、がっつりと居住空間が発掘されている点で大変貴重なお城です。平成19(2007)年には建物跡に加えて技巧的な庭園が発掘され、平成24(2012)年には国の名勝に指定されています。惜しむらくはこの庭園が未だ地中にあることで、できることなら早期に地表面に出し、容易に見学できるようにして欲しいものだと思います。





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