観音寺山城 かんのんじやまじょう |
|
(兵庫県朝来市) 最終更新日:2013.11.24 |
|
<2013.11.24記> 2012年の秋に竹田城でオフ会が開かれた時のこと。「尾根続きに出城の観音寺山城があるので行ってみましょう」との案内の下、竹田城の北千畳の石垣の脇を通って尾根沿いの道に入り、観音寺山城へと向かいました。本サイトでは当初このお城を竹田城の一部として紹介しようと思い、上の写真も一度は竹田城のフォトギャラリーに掲載したのですが、よく考えたら名称も独立しているし、独立したお城として掲載した方がよいかな・・と思って作り直しました。 お城には竹田城と同時期と見做されるとの解説看板がついた石垣のほか、見事な竪堀が残っています。 |
|
- | |
石垣、堀 | |
創築:不明、太田垣氏 | |
山名氏、太田垣氏、赤松氏 | |
竹田城の尾根続き、観音寺山という山のピークに存在する小さなお城です。竹田城が山名氏、あるいは太田垣氏によって使われていた頃、竹田城と一体の城郭として機能していた時期もあったのでしょう。中世山城が近世城郭として使用される際には概ね範囲が限定され、周辺部は放置されるケースが多いのですが、この観音寺山城には竹田城と同時期と推察される石垣が積まれていることから、近世城郭として竹田城が現在の姿になった時にも、この観音寺山城には一定の施設が置かれたのでしょう。 観音寺山城には竹田城の南千畳入口手前から右に折れて入ると比較的平坦な道を辿って行くことができます。麓の竹田小学校のあたりからも登り口があるようです。 |