上泉城 かみいずみじょう |
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(群馬県前橋市) 最終更新日:2014.11.19 |
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<2014.11.19記> 上泉城を指し示す案内板はない(あるいはとっても目立たない)ので、上泉町自治会館か、「上泉郷倉(ごうぐら)」を目指すとよいと思います。自治会館のあるところが上泉城の中核部分です。お城らしいものは概ね何もないのですが、剣聖・上泉信綱ゆかりの地ということでオフ会の時に予定を変更して立ち寄ることにしました。 現地にはなにやら演歌のポスターと、ご丁寧に「視聴」ボタンまであったりします。どうやら地元の方が上泉信綱を題材に歌をこしらえたもののようですが、ボタンを押すと・・・ 「あ〜伊勢守〜♪」 大音量で、町中にこの歌が流れる仕組みになっています(笑)。どんな罰ゲームだよと思うことなかれ。これが地元愛、なのです。たぶん。 |
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創築:未詳、上泉氏 | |
上泉氏 | |
剣聖・上泉信綱生誕の地としての方が有名なお城です。上泉氏は大胡城を本拠とする大胡氏と近い関係にあったようですが、大胡氏が上州を離れた後にも上泉の地に留まっています。信綱の代になって上泉氏もこの地を離れ、剣聖として数々の伝説を打ち立て、その剣術・陰流はやがて柳生氏の新陰流へと受け継がれてゆくことになります。また、上泉氏そのものは米沢藩や尾張藩に召し抱えられ、代々相伝えられてゆきます。 上泉城は上泉信綱がこの地を離れるとともに廃城になったと考えられ、現在ほとんどお城の面影を伝えるものはありません。自治会館の西隣にある「西光寺」のあるあたりまでが本城で、更に西の玉泉寺が出丸の役割を担っていたもののようです。 |