脇本城
わきもとじょう

(秋田県男鹿市)
最終更新日:2015.9.5

地図

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<2015.9.5記>
檜山城から八郎潟を横切り、脇本城へと向かいました。脇本城もまた、秋田に行くなら寄っておきたいと思っていたお城。白黒写真で見た圧倒的な山城の姿に文字通り圧倒され、「いつかは・・・と心温めていたお城でした。聞くところによれば、2015年の秋に男鹿市主催のシンポジウムがあるそうで、出演者は奈良大学の千田学長、落語家の春風亭昇太さん、我らが城メグリストの萩原さちこさんという錚々たるラインナップ。いや、皆様お忙しい。すばらしい!
そんなイベントの主題にもなり得る名城なのか・・?答はイエス!現地で見渡した風景は、白黒写真で見た壮大な山城の光景そのままでした。白い道(天下道と言います)、青い空、緑の草原、そしてはるかかなたにまた青い海。白と青と、そして緑しかない世界の中に、明らかに人の手が加えられたお城としての痕跡が刻み込まれています。その痕跡をしっかりと包み込む三色の世界。
こんな壮大なるお城を築いた安東氏もすごいですが、その壮大な城をすっかり包み込んだ自然の力もまたすごいものだと思います。
Data
ランク 「秋田県3位」
土塁、堀
改築:天正5(1577)年、安東愛季
安東氏
湊城の湊安東氏と檜山城の檜山安東氏とに分離していた安東氏をひとつにまとめた安東愛季が、天正5年頃に大改修を施したお城と伝えられています。日本海に面する小高い丘全体をひとつの城とした壮大なスケールの山城で、山上の曲輪群は見晴らしのよい草原となっています。このお城は中央に街道が通っていることが特徴で、その街道には「天下道」というこれまた壮大なネーミングがなされています。
山上の主郭には郭内を仕切る土塁が設けられていたようで、現在もその一部がT字型の土塁として残存しています。土塁や堀切など、お城らしい遺構となると全般にやや薄めなのですが、このお城の魅力はなんといっても規模感。日本海をバックにしたダイナミックな光景は、現地に立たないと実感できません。





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