門屋館
かどやたて

(秋田県仙北市)
最終更新日:2017.3.13

地図

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<2017.3.13>
角館から田沢湖に抜ける前にちょっと寄り道して、門屋館にも立ち寄ってみることにしました。時間的には角館の城下町を眺めるか、それとも門屋城に行くかの二択だったのですが、城下町よりも門屋城を選んでしまいました(笑)。
地図で見るよりもずっと狭い道をくねくねと走り、橋を渡ったところで案内看板を発見。道端に車を置かせて頂き、案内看板のところから門屋城へと登りました。群郭式の古いお城というイメージを持って行ったのですが、主郭と二郭とを仕切る堀以外は森というより薮の先のようで、主郭に鎮座する神社への参道として整備されている道の他には一歩も踏み込めなさそうな感じでした。そのため全貌がわかったかと言われると、ちょっと自信ありません。
Data
ランク 「秋田県6位」
土塁、堀
創築:11世紀、安倍重任
安倍氏、戸沢氏
門屋城は11世紀に安倍氏が築いたとされ、安倍貞任の弟の一人である重任が居住したとされています。その後、安貞2(1228)年に戸沢兼盛が門屋館に移り、以後角館城に移るまでの間、戸沢氏の本拠地として用いられたもののようです(戸沢氏については角館城の項で簡単に記してありますので、そちらをご覧ください)。戸沢宗家の角館移住後も、門屋館は戸沢氏一門によって守り続けられたようですが、奥州仕置後に他の支城とともに破却され、その役割を終えたようです。
門屋城に主郭の他に西館、中館、北ノ丸などの郭があるようです。城全体が平坦な台地上にあるため、主郭とそれ以外の主従関係も明確ではなく、いわゆる群郭式の形態を採っています。もう少し各郭の見学が容易だとよいのですが、現在は主郭周辺しか見学することができません。





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